
AKG(アー・カー・ゲー)という音響メーカーがある. オーストリアで生まれ原音に忠実なサウンドが特徴のブランドである. オーストリア生まれだが現在はハーマンインターナショナル傘下となり本社もアメリカに移動.
このメーカーで2013年の登場から人気のロングセラー:AKG K712というオープンエア型ヘッドホンがある. 最近(2026年)の実売価格で3.4〜3.8万円ほど.
ちなみに登場時期のヘッドホンは”Made in Austria”という印字がハウジングに有るけど現在販売の製品にはありません. (でも製品自体は何も変わっていない)
気持ちのいい音楽をハイレゾで聴くためにネット情報を漁って 良いヘッドホンはないかと探していた時、AKG K712に出会い その見た目から気に入って どんなモノなのか?と調べ始めた. すると10年以上前の登場と知ったが その長い年数分のレビューが大量にあり しかも皆んなが絶賛している. (断っておくが”皆んな”とは イイ:ワルイが9:1での9の人たち…音は好みが大きいので)
しかも再生周波数はハイレゾ対応とほぼ同等の10Hz〜39.8kHz、音の解像度は高く中高域の伸びや残響が美しい. 低域が弱いという書き込みもあるがオープンエア型だからでしょうと気にしなかった、実際に聴いてみると私には十分な低音だった. 弱点は10年前モデルなのに価格があまり下がってないこと…けど買ってしまった.
まず、このヘッドホンが届いて感じたことは、響き渡る音の拡がりでした、そしてその響きは演奏している空間をイメージさせました.
かなり繊細な音まで綺麗に聴こえてくる感じである、一方で強い音圧で迫る鳴り方ではないので そういう好みの方には物足りないかもしれない、私はそれぞれの楽器がわかるような鳴り方が好みなので このヘッドホンはピタリとハマった. たとえばギター弦を弾く音・ピアノの打鍵の余韻・ドラムのシンバルクラッシュの残響、などで とても気持ちのイイ音楽が聴こえてくる.
特にシンバルの残響音は これまで知っているヘッドホン/イヤホンとは明らかに違うモノだった. そうか!これがハイレゾが出す倍音の再現効果なのかと勝手に想像する、気のせいかもしれないけど同じ曲でFlac 96kHzと192kHzがあったので比べてみると違う?!感じがした…(個人の感想です)
このヘッドホンに お勧めする追加は下記:
・リケーブル:mini XLR/3.5mmプラグ
- AKG C200 (または↓ :製造中止品のため)
- onso hpcs_03_ub3x(上記が入手困難な場合の ほぼ同等品)


・DAC:できるだけハイパワーが良い
※AKG K712 は高インピーダンスで鳴らしにくい
※おすすめは以下(実売1万円前後で選定の場合の例)
※出力パワーの順は GO link < KA13
- iFi Audio GO link
- FiiO KA13(デスクトップモードでPC接続で使用)

追記:
このヘッドホンを手に入れた時、ハイレゾの沼にハマっている最中だったので、リケーブルしなきゃバランス接続しなきゃと考えた、が、しかし、コネクタがmini XLR 3pinだということもありバランス化は諦めて ネットで おすすめのリケーブル(アンバランス)のみとした.
ちなみにバランス接続のためには、ヘッドホン側のmini XLR 3pin をmini XLR 4pin または 3.5mm4極ジャックに改造する必要がある、XLR 4pin にすると新規に専用ケーブル(既製品は僅か)を用意する必要があり3.5mmだと手持ちのバランスケーブルが流用できるが、どちらにしてもヘッドホン側コネクタの大きな改造となるので安心のためには専門店に頼むか…悩ましいのでまずはアンバランスを試してからと考え…結局…コレで既にいい音!となり バランス化は諦めた.
後で解ったがバランス化が必ずしも上位の対策ではなく音質が向上するわけでもないと.(音は変化するけど)
結局、ケーブルをAKG純正のリケーブル用C200(オプション品)に替えたのみ、それで十分に(というか最高に)イイ音である!
最近聴いた秀逸な音源(アルバム):
このヘッドホンで聴いたなかで、録音も演奏も素晴らしいものを見つけた.
Feel Like Making LIVE! (HPL Binaural) ,Bob James
→QOBUZでHPL Binaural(バイノーラル)データ形式の方を選びます
※バイノーラル録音とは人間の頭の形をしたタミーヘッドを使って録音する方法、まさにヘッドホンの耳への音として録音される
普通のハイレゾ形式でも十分に良い録音ですが、このバイノーラル録音を聴くと それはもう素晴らしい感覚でスタジオで聴いてる感じです.
このアルバムは、さらにイマーシブオーディオ(サラウンド)としても優秀な録音データがあり、Dolby Atmosなどのフォーマットで発売されている. かなり話題になっていてDolby Atmosサラウンド環境をお持ちの人なら もうほんとうにスタジオの中で聴いている体験が自宅で可能になる.
